20号 上置仏壇 1,950,000円(税込み)
仏教とゆかりの深い川辺地方では、鎌倉時代の初めに現在の鹿児島県の南部で力があった河辺氏と、壇ノ浦で敗れた平家の残党が、川辺町清水の渓谷を中心に、供養や仏教の伝道にいそしんでいました。
彼らによって作られたと言われる、数々の塔や墓形、梵字(ぼんじ)を刻んだものが、約500mの岸壁に残されています。1200年には河辺氏の菩堤寺が建てられ、仏教はますます盛んになりました。
このようなことから、素朴ながらも川辺仏壇の技術・技法が確立されたものと思われます。