日本伝統工芸士会作品展

ごあいさつ

 この作品展は、国が指定する伝統的工芸品の技術・技法の指導的継承者である「伝統工芸士」が、日頃研鑽を重ねている高度な「わざ」を競い合う発表の場として創設されたものです。  伝統的工芸品は、南北に長い日本の気候・風土を背景に、実に多彩な技術・技法により生産されてきましたが、本展においては制作に当たった伝統工芸士の「技量と感性」に評価の主眼が置かれております。  また、分業部門の伝統工芸士については、複数の伝統工芸士の共同出品、あるいは分業部分の技術・技法を活用した作品も出品できることとしております。  創意・研究を重ね、技量と感性を十分に発揮した出品作品は、ご来場のみなさまに十分ご満足いただけることと存じます。  全国およそ3,600名の伝統工芸士は、地域の貴重な産業の担い手として、また日本を代表する伝統文化の担い手として、将来にわたり伝統的工芸品産業の振興に貢献してまいる所存です。  今後とも我が国の伝統的工芸品に対し、皆様方のあたたかいご支援をお願いいたします。

令和4年11月
日本伝統工芸士会

日本伝統工芸士会作品展
日本伝統工芸士会作品展

審査員のご紹介

総合審査委員

増村紀一郎漆芸家、東京藝術大学名誉教授(重要無形文化財「髹漆」保持者)
池田喜政染織五芸池田企画 代表
三笠景子東京国立博物館主任研究員
加島 勝大正大学特任教授
田中敦子工芸ライター
星 佳成株式会社東武百貨店 常務取締役 本店長
塚本裕之経済産業省 伝統的工芸品産業室長
原田 元一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会 代表理事
戸田敏夫日本伝統工芸士会会長 (江戸指物)
佐々木千雅子日本伝統工芸士会参与

分野別審査委員

田代隆久日本伝統工芸士会常任幹事(村山大島紬)
岩間 奨日本伝統工芸士会副会長(東京手描友禅)
梅村晴峰日本伝統工芸士会常任幹事(赤津焼)
加藤白次日本伝統工芸士会常任幹事(京焼・清水焼)
北濱幸作日本伝統工芸士会常任幹事(輪島塗)
古今祥之日本伝統工芸士会幹事(京漆器)
有岡良員日本伝統工芸士会副会長(香川漆器)
三本和好日本伝統工芸士会常任幹事(加茂桐箪笥)
田山和康日本伝統工芸士会常任幹事(南部鉄器)
今井達昌日本伝統工芸士会常任幹事(大阪浪華錫器)
奥村 務日本伝統工芸士会常任幹事(京仏具)
蓮池 稔日本伝統工芸士会常任幹事(広島仏壇)