八橋人形

秋田市

秋田市の郷土人形・八橋人形は本県に限らず全国に愛好者もたくさんいる土人形です。

[歴史・特徴]
型取り-乾燥-素焼き-絵付けの工程を経て完成します。200年以上の歴史があるとされる素朴な人形です。 八橋人形は本県の数少ない郷土玩具です。その発生や由来については明確な歴史的史料がなく、口伝として伝えられてきました。それによると安永・天明年間(1772~1788)に京都の伏見の人形師が久保田(現秋田市)の鍋子山に窯を開き土師器(はじき)や人形を焼いたのが始まりとされています。
[技術・職人の技]
八橋人形の制作工程は粘土をよくこねておく「下ごしらえ」-「型取り(型に粘土を詰め、張り合わせた後に取り出し成形)-「自然乾燥」-「素焼き(最高800度)」-「絵付け」の5工程からなります。現在、当会の会員は13人。毎週、3日間、工房に集い、制作に追われていますが、「これでいいのか」自問自答。会員間でも意見を交わしながらの日々を送っています。