POP 工芸展
伝統的工芸品を救うキーワードは
「かわいい。かっこいい。おもしろい。」
伝統的工芸品は、伝統を守りつつも、最先端の感性を作品に取り入れることでその時代に合ったスタイルを革新して、長く愛でられてきました。
ここでは、日本のポップカルチャーをテーマに取り組んだ「三河職人セブン」の“今”を作品展示いたします。
三河職人セブンは、ウルトラセブン50周年(2017年)に結成された
三河の岡崎石工品・三河仏壇彫刻・節句人形・漆塗・鍛冶・印章彫刻・三州瓦の職人グループです。
職人が国指定の伝統的工芸品などの名称を背負ってしまうために、やりたいことがやれない。
僕自身が伝統的工芸品の組合組織に所属して感じたことです。
出る杭は打たれまくる。
自由な活動を支援するために完全なる個人の職人として参加してもらい、下記のように多業種伝統職人チームとして発表する。
ただし、使用している材料や素材などの場合、産地を表記できるものは表記していきます。
現在の所属しているメンバーは愛知県三河地方の30~40代の若手職人ばかりです。 職人集団の名前も三河という地域の冠をつけています。
今後は他の地域の伝統職人とネットワークを構築していき、その技術が活用できるコラボを考案していきます。
土地、職人、モノづくりが生れることで伝統的な工芸品を次世代に残していきたいと思っています。
アートディレクター/都築 数明
展示テーマ