日本伝統工芸士会作品展

第26回日本伝統工芸士会作品展

 日本伝統工芸士会作品展は、国が指定する伝統的工芸品の技術・技法の指導的継承者である「伝統工芸士」が、日頃研鑽を重ねている高度な「わざ」を競い合う発表の場として創設されたものです。
 伝統的工芸品は、南北に長い日本の気候・風土を背景に、実に多彩な技術・技法により生産されてきましたが、本展においては製作に当たった伝統工芸士の「技量と感性」に評価の主眼が置かれております。
 また、分業部門の伝統工芸士については、複数の伝統工芸士の共同出品、あるいは分業部分の技術・技法を活用した作品も出品できることとしております。
 創意・研究を重ね、技量と感性を十分に発揮した出品作品は、ご来場のみなさまに十分ご満足いただけることと存じます。
 能登半島地震では多くの伝統工芸士を含む伝統工芸の作り手が大きな被害を受けました。しかし、お互いに支えあい、同時に競いあって、仕事の質を高めていくことは私たち日本人の得意とするところです。
 全国およそ3,400名の伝統工芸士は、地域の貴重な産業の担い手として、また日本を代表する伝統文化の担い手として、将来にわたり伝統的工芸品産業の振興に貢献してまいる所存です。
 今後とも我が国の伝統的工芸品とその作り手に対し、皆様方のあたたかいご支援をお願いいたします。

令和6年11月
日本伝統工芸士会

第26回(令和6年度)日本伝統工芸士会作品展 入賞一覧

計12作品※栴檀(せんだん)賞…令和6年10月1日現在、49歳以下の伝統工芸士が対象